認知症を予防する手を使ったジャンケン遊び

脳を活性化するレクリエーションを行うことで、認知症などを予防できます。私がよく行うゲームは手を使ったジャンケンゲームです。普通のジャンケンだと効果はありません。私が行っているものは、後出しジャンケンです。やり方は、講師の人が前に出まして、「ジャンケンほい!」と言いながら、グー、チョキ、パーのどれかをまず出します。それを高齢者の方々は見て、講師の人の出したジャンケンのポーズに勝つものを考えてさっと出します。講師の方は、ゆっくりやるのではなく、「ほい!」「ほい!」とリズムに乗ってすばやくどんどんジャンケンをしていきます。そうすることで、高齢者の方々の考える時間が短くなり、脳がフル稼働するのです。他のやり方としましては、講師の人の出したジャンケンのポーズに負けるものを出す。という方法もあります。すばやく考えてジャンケンをしなければならないので、脳を使うのにはもってこいの簡単なゲームだと思います。

やっぱりみんなが知っている歌を歌うのが一番

有料老人ホームに勤務していました。私の所属していた介護棟は8割が認知症を患っていました。食事や入浴、排泄の介助で多くの時間を取られるのですが、午後は1、2時間必ず空きの時間が出来ます。その時間レクレーションをしたり、それぞれのスタッフが自分の持ちネタを披露したりします。終わってしまいましたが、笑っていいとも!の番組の最後にやるゲームなどは単純でわかりやすいのでずいぶん参考にさせてもらいました。ボール投げをしたり、簡単なクイズを出したり、小話をしたりとかなり創意工夫を凝らしていましたが、結局みんなで歌を歌うのが一番だということに気付きました。青い山脈やふるさと、月の砂漠などみなさん大きな声で歌って下さいました。普通の会話が出来ないほど認知症の進んだ高齢者の方でも、昔覚えたメロディーは忘れていないようで、口ずさむことが出来ます。また普段のレクレーションは子供だましみたいで嫌いだという利用者の方も、歌の時には必ず参加して下さいました。さらに歌に振付を付けると、ちょっとしたリハビリにもなって効果があります。ネタが尽きた時にはよくみんなで歌を歌って盛り上がっていました。

レクリエーションがもたらすものとは

高齢者施設、デイサービスなどでは、レクリエーションが良く行われます。もちろん対象者を楽しませるということも目的ではあるのですが、レクリエーションはそれ以上に大きな役割を果たすものでもあります。
まず、レクリエーションを行うことにより、コミュニケーションを促進するということが挙げられます。グループでのゲームなどを行うと、自然にコミュニケーションを取りやすくなり、その後の利用者同士の人間関係にもプラスに働くことにもなります。また、会話などを通して脳の働きを高めることにつながるため、老化による機能低下も防ぐことができるのです。
また、身体を動かすゲームなどをレクリエーションとして行う場合もあります。そういった形であれば、身体機能の向上に役立つことになります。リハビリなどを苦しんで行うのではなく、こうした楽しめる形で運動を取り入れていくことができると、利用者自体の意識も変わってきます。
こうしたメリットを十分受けられるよう、その時の利用者のニーズに合ったレクリエーションのプランニングが重要になります。
歌って体を動かして、高齢者のレクリエーションは健康王国。